平塚江南高校 個別訪問
10月31日(木)9:30〜10:30 平塚江南高校 校長室にて
参加塾 湘南未来塾(内升先生)・ペンシルゼミナール(鈴木先生・有馬先生)
Gゼミナール(浜田先生)・グループ「全」(磯崎先生)
学校側 平塚江南高等学校 稲本校長先生 ・ 高橋副校長先生
平塚江南高校は大正10年(1921年)県立平塚高等女学校として設立され、昭和25年に平塚江南高等学校という現在の校名になりました。卒業生は2万人を超える神奈川県屈指の伝統校である。
入試に関して大きな変更点は、内申:入試:面接:特色の割合が「4:4:2:2」→「3:5:2:2」に変わりました。内申が低い受験生が諦めるのを阻止したいことと受験にチャレンジする受験生を応援したいとのことでした。もちろん昨年度倍率が低かったことも影響していると思います。
校長先生は「チャレンジ」という言葉を用いて、受験にも部活にも学校行事にも挑戦する気持ちのある中学生を望んでいるそうです。学校の特徴としては学力向上進学重点校(県内18校)に指定されているので高い進路を目指すことは当然ですが、高校生活は勉強だけやれば良いという考え方を否定していました。それでは社会に出たときに役に立つ人材に育たないという信念を感じました。学区のトップ校にうかがうと勉強の話だけになりがちですが、体育祭や文化祭にも力を入れていることがわかりました。
主な進学実績は、国公立56名、早稲田67名、慶応24名、上智25名、明治78名
青山38名、立教36名、中央50名、法政41名、東京理科大38名
マル秘情報としては、全受験者と合格者の平均点の差を教えていただきました。全受験者の平均点は塾でもある程度わかっているので合格者・不合格者の内申、入試、特色検査の平均点を計算することができます。また特色検査の平均点もある程度教えていただきました。今回参加した塾はかなり有意義な情報をゲットしたのではないでしょうか。ここは不特定多数が閲覧するHPのため具体的な数字は書けませんが、すぐに計算して資料にしました。
最後に校長先生・副校長先生の丁寧な説明に感謝します。今の神奈川県の公立高校は、校長先生の意識に大きな違いがあります。受験生や保護者のことを考えている高校と面倒くさい=必要最小限のことしかやらない高校です。他県の動向などと照らし合わせてみると5年後・10年後に大きな違いが出ています。高校の先生方にとっても受験方式の変更は試行錯誤が続くたいへん大きな問題ですが、間違いなく広く意見を聞く耳を持っている高校こそ発展します。平塚江南高校は選んで後悔のない高校であると確信できました。
神奈川県私塾協同組合 湘南地区担当
SPS湘南 湘南未来塾 内升 敦志